不動産業界で事務職の年収、仕事内容、福利厚生、残業は?勤続年数8年の女性社員に体験談を聞いてみた

ニックネーム:くるりん
年齢:42歳
学歴:中卒
性別:女性
勤続年数:8年
年収:290万円

不動産業界で事務職。年2回のボーナス。昇給は年に1回。

不動産業界で事務職です。休日は個人休が固定で毎週1日、お店の定休日が毎週1日の合計毎週2回はあります。勤務時間は朝8時半には出社し、帰社は午後6時、残業はほとんどありません。

年2回のボーナス、年に1度の社員旅行は海外旅行で4泊5日程度、昇給は年に1回、売上が良い年には決算賞与も別途貰えます。

学歴がなく正社員として雇用されて、ここまでの待遇なので年収は少し低めでも嬉しく思いながら働いています。業務内容は雑用から来店接客、電話対応、会計等様々ですが、臨機応変に対応できるように心がけています。

時期によっては忙しさもあり、残業になる時もありますが、会社が繁盛しているのは良い事だと思いながら頑張っています。

両親はとても喜んでくれた。将来性のある良い会社に入れたと思う。

今までかかわった事のない業種であり、働き始めるまでは、地元で結構有名である老舗というのも知らずでしたが、学歴もないのに不動産会社で更に正社員雇用、待遇等も含めて両親はとても喜んでいましたし、安泰だと心を撫で下ろしていました。

私自身もたまたま入社できた会社ではありましたが、そこまで喜んでもらえるとステータスにも感じ、嬉しかったです。

事務職ではあれど、やりがいもあって知識にもスキルアップにも繋がる、将来的に効率の良い会社に勤務できたと両親共々感じています。

クレーム対応が辛い。謙虚な立ち振る舞いができるように心がけてる。

電話対応や来店接客もある事務職、業界なのでクレームはつきものです。営業担当がいなければ私がある程度対応しなければいけないので、内容がわからない分、辛いとは感じます。

今では契約書類やちょっとした調査もできるようにはなったものの、それでも歩合がつくわけでもなく、時々営業担当の歩合の為だけになぜここまでしなければいけないのかと我慢できない時も正直あります。

でもそれを1回思ってしまうと、全ての仕事に対してやる気も低下し悪循環としかならず、仕事が進まないといった状態にもなるので、なるべく考えないようにはしています。

自分の立ち位置もよく理解して念頭において、謙虚な立ち振る舞いができるように心がけています。

人間関係や業務の難しさは入社前のイメージと違った

就く前は、デスクワークメインで、ラクな仕事だと思っていました。

しかし、実際は接客業であり大金が動く仕事で、そんな簡単なものではありませんでした。覚える事も多く、まずは周辺の地図等を把握する事も必要で、方向音痴で土地勘もなかったので苦労しました。

場所を言われたり聞かれても答えられない、すぐ回答できない為、不動産会社なんだよね?等のお客様からの指摘があった事もあり、それは凄く悔しかったのを今でも覚えています。

必死で毎日、色々な事を調べたり覚えたりして1年はあっという間に過ぎ去ったイメージです。

また、本社との昔からいる事務員さんとの仲も、うまくいかず、本来ならもっと寄り添ってくれるものだと思っていましたが、人間関係は複雑だなと実感しました。

勉強を重ねていけばどんな仕事でも乗り越えていける。

不動産業界は、賃貸にしても売買にしても「お金」が動く仕事であり、お客様の将来暮らす家のお手伝いをする為、決してラクな仕事ではなく、それは営業だからといった事ではなく、事務員であっても同じ事です。

私は全く初めての業界で知識もなく入ったので大変でしたが、少しずつ覚えたりして乗り越えて今があります。

どの会社へ行ってもついて回るのは人間関係です。それは我慢しなければいけない部分もあります。それよりも大事なのはまず自分がその会社でどこまでやり抜く事ができるかという根性とやる気です。

人は人であり、自分には関係ないので、足を引っ張られないようにしながら自分を少しずつ磨いていく、スキルを上げていく事が大切で、どの仕事でも初めから全てできるわけではないので、1つ1つ丁寧にしっかり済ませてプラスで勉強といった感じで乗り越えていけるはずです。