ペンネーム: M
年齢 :50代
学歴:大学卒
性別:男
勤続年数:20年
年収:700万
自動車部品製造業の事務職。残業は月60時間ほど。会社指定の保養施設格安利用、野球観戦チケット格安。
私の職業は自動車部品製造業の事務職(経理)、業務内容は経理で生産現場との調整をし、月々の成績を目標を達成するように推進する(休日:土日+会社カレンダー、勤務時間:基本平常 8:30-17:30(フレックス部門あり)、残業60H(月平均:決算期は+30Hとなる)、
福利厚生:会社指定の保養施設格安利用、野球観戦チケット格安、レース(2輪、4輪)チケット格安)
仕事をしているときの感情は、今となってはやりがいの無い、ルーチンワークをただ淡々とこなしているだけです。
何故なら、あまり生産現場の成績を追求すると、生産現場の上層部からの圧力がかかってくる為、自分の身が危うくなります。
普通ならその場合、自分の上が守ってくれるのでしょうけれど、自分の上は下を守ってくれないので、自己保身の為サラリーマンに徹する以外無くなるからです。
周囲からの期待が高かったので、ある意味それが良い緊張感になった。
私がその仕事についたとき、私の前職の経験と非常に適当極まりない対処であった前任者との明らかな対応の違いから、
周囲の私に対する期待と対応に対する評価は格段に高まったのを肌で感じることが出来ました。
また、私は周囲の私に対する期待感と評価の高まりを肌で感じ、それはそれでプレッシャーにはなったものの、
良い緊張感から自分の知識の全てを使って、その仕事の目標を達成する意思を固め、早速達成手段の検討に入りました。
上層部のお金に対する知識が少ないことが不満。管理職の向上心のなさに落胆することもある。
私の仕事が辛いときというのは、生産現場の上層部はお金に対する知識が乏しく、こんな初歩的な知識も持ち合わせていない管理職が、
生産現場をコントロールしているかと思うと、時折辛くなることがあります。
それは何故かというと、一般的に社会人として知識があると思われる、財務諸表やお金の流れに関して無知すぎるからです。
通常であれば、単語を発しただけで、この前職の生産現場では通じるものが全く通じません。
どれだけ知識に乏しいのか、立ち位置によって必要な勉強をしないのか、管理職の向上心の無さに落胆することがあります。
無論、全ての管理職がそうと言う訳では無いのですが、ほぼ大半がそうであることに、図体だけが大きい会社と思うと悲しくなります。
管理職の理想と現実がかけ離れていることに失望した
私が現職に就く前に思い描いていた理想は、人、物、金の全てをマネジメント出来ないと管理職ではないと、
前職の会社の社長から厳しくたたき込まれていたので、それが当たり前と思っていました。
また、他の会社に居る友人から聞いても、世間一般的にそのような方が管理職をしていると聞いてましたし、
会社の規模は私の会社の方が規模も大きいので、もっとワイドに目配り、気配りが出来る方が管理職になっていると思いました。
しかしながら、私の会社の現実はかけ離れた寒い内容で、仲良し人事と言うか、派閥と言うか、
昭和な感じの会社であることを知った時に、理想と現実の狭間で、私はどうしたらいいものかと目の前が真っ暗になり、
しばらく、会社に行く気力が失せました。
6. あなたと同じ業界、業務に就きたいと考えている人に向けてアドバイスをお願いします。
同じ業界の同じ業務に就きたいと考えていらっしゃる方は、自分が何を目的にそこに入るのか、
何をやりたいのかを明確にしたうえで、自分の人生のロードマップを描いて下さい。
少なくとも、これからの自動車部品メーカーは、天地をひっくり返すくらいの荒波にもまれるはずです。
目的意識と強い向上心を持って働くことが大切。自分自身の航海図を持つ。
自動車自体が今までの化石燃料主体から、別の燃料へ切り替わる過渡期を迎えています。
これによって、従来の自動車メーカーは、主権が異業種に移行するリスクを感じて、既に共同体形式を取っています。
それは主権が異業種に移行した場合、今までの主従逆転が起こり、対抗する手立てを失う為、
資本関係を強化して言う事を聞かせるようにしています。
この場合、競争力の無い部品メーカーは、異業種からの参入によって淘汰される危険性をはらんでいますので、
自分が会社から放り出されても、他の企業で通用するスキルを身につけておく必要性があります。
なので、これから先、この業界に飛び込むのには、それ相応の覚悟が必要であることを念頭に置いた上で、
漂流しないように自分自身の航海図を持って飛び込んでください。
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