金融業界の年収、仕事内容、福利厚生、残業は?勤続年数6年の採用担当に体験談を聞いてみた

ペンネーム:ごったん
年齢:49歳
学歴:短大卒
性別:女性
勤続年数:6年
年収:460万

金融業界。採用業務を担当。残業はほぼなし。福利厚生も充実している。

金融系の採用業務をやっています。人事部の中で分業しており、私は採用業務を専任でやっています。

金融系の会社なので、休日はカレンダー通り。勤務時間は9:00~17:30、の7.5時間、残業はほぼなし。福利厚生は金融系なので充実しています。

例えばクレジットカードの年会費や手数料等の優遇、会社が契約している施設への割引きや格安旅行、各種イベントの招待等色々とあります。

人を採用するのが仕事ですので、仕事をしているときはその人の本質を見抜こうとしています。書類もそう、実際の面接もそうですが、嘘を付いてないか、演じてないか、本音のところはどうなのかを探っています。

常に世間の常識と照らし合わせ、その人の人間性や価値観に迫ります。

仕事内容がわかりやすく説明がしやすい。いろんな人に興味を持たれる仕事。

面接を受けたことがないという人は少ないと思います。ですので採用の仕事をやってるというと「どんなことを聞くのか」とか「どんな人が来るのか」とか色々と聞かれます。

私の仕事に興味を持っていただく方の方が多いと思います。わかりやすい仕事をしているというのはいいと思います。

面接に来た方を「採用の可否」で判断するのが仕事ですが、私自身が偉いわけでも何でもありません。

ただ「採用の仕事」=「重職」と思われがちなので、面喰うこともあります。

ネットでの書き込みの対象になることも。

私自身はいい方だと思っていても、もちろん会社の採用基準がありますので、私見だけではテーブルに乗らないときもあります。そういうときはものすごく残念です。

あと最近はネットで色々なサイトがあり、面接で何を聞かれたとか面接官の対応等、書き込まれることもあります。あきらかに私だとわかるようなときは、本当に嫌な気持ちになります。

あとは面接に来る方も色々な方が居ます。うちの場合はまず書類選考があるので、ふるいに掛けられた方が面接に来ますが、そこをくぐり抜け、正直信じられないような方が来るときがあります。

先程書いたように、今はネットで何とでも書き込みできる時代ですから万全の応対をしますが、精神的にどっと来るときも多々あります。

分業制での採用だったのでショックもあったが、いろんな人の価値観に触れられる仕事。

私の場合は人事全般をやると思っていましたので、分業制で採用のみと言われてちょっとショックでした。

私自身も「採用の仕事は重職の方がやるもの」と思っていたというのも理由の一つでしたが。ただ実際は「誰にでも出来る仕事」ではあります。「人と話すのが苦手」「出来るだけ人と関わらず、コツコツと仕事をしたい」という方でなければ。

人は誰でも「無意識のうちに」自分の価値観で人と話をしていると思います。それがわかれば、そんなに難しい仕事ではないと思います。

人と話をしていると、色々な気付きもあるし、色々な仕事があるんだなぁと思います。人の価値観も本当にそれぞれです。
面接している方の職歴と共に、その方の人生を覗き見るような感覚もあります。

人が好き。興味がる人には最適の仕事。

「誰にでも出来る仕事」ではありますが、精神的にタフであることは必要だと思います。「人が好き」「人に興味がある」という方には適職だと思います。

人の腹の裏の裏まで読むような仕事なので、プライベートもそんな感じになります。家族や友人との会話でも、なんというか腹を探るような話し方をしたりしてしまうこともあります。一種の職業病だと思いますが。

色々なことにも気づけますし、他人を判断するわけですから常識にも敏感になります。人の人生を垣間見ながら、自分の人生や価値観と照らし合わせて物を考えられるようになります。

相手は人間。ネット社会なので気を付けなくてはいけないことも多々ありますが、成長出来る仕事だと思います。