生命保険会社の年収、仕事内容、福利厚生、残業は?勤続年数5の女性営業担当者に体験談を聞いてみた

ニックネーム井:まみたん
年齢:27歳
学歴:大学卒
性別:女性
勤務年数:5年
年収:約600万

生命保険会社の個人営業。保険販売、既存顧客のフォローが主な業務。土日出勤あり。

生命保険会社の個人営業。担当企業の社員さんに保険販売、既存顧客のフォローが主な業務。週休2日制だが、お客様の予定によっては土日出勤もあり。

土日出勤した場合は、振替休日あり。勤務時間は基本9時〜18時だが、これもまたお客様の予定により変動。ただ遅くても21時まで。福利厚生は大手だったため、表面上はいいことだらけだったが、実際はノルマを達成していないと有給が取れないなど全然整っていなかった。

仕事をしている時は、営利目的の企業である以上契約は取らないといけないが、上司の汚いやり方やお客様のためになっていないことが時たまあり、その時はものすごくフラストレーションが溜まった。また、ノルマがあるので、達成できていない時は焦りもすごかった。

ノルマがあり自分の性格上からそれに応え続けることがしんどくなった。

ノルマは毎月達成していたので、評価は比較的高かったし、期待もされていたと思う。ただその期待が高くなればなるほど、強要されることも大きくなり、自分の性格的にもその期待に応えなくてはというのが大きかったので、苦しかったし、逃げたくなることも多々あった。

また、自分がやりたくない道を通って契約を取って褒められた時には、なんとも言えない違和感やこれでいいのかというような疑問を感じ、嬉しいとか達成感というものは感じられなかった。

営業職のため汚い手段を取らざる終えないときもあった。年中スーツで歩き回り体力的にもきつかった

生命保険の営業なので、上記で挙げた通り、時には汚い手段を取らされることもあり、その時はお客様に申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

でも自分も働いている以上、ノルマは達成しないといけないしという葛藤でかなり辛かった。また、生命保険営業ではお客様から嫌がられることの方が大半なので、冷たい態度を取られたり、嫌なことを言われたり、無視されたりと精神的にも辛いことは多かった。

あとは、とにかく夏でもビシッとスーツを着て、営業先を歩き回り、一日中外回りをしていることもあったので体力的にもしんどかった。

 

また、お客様によっては、ビジネスとしてではなく、変な目で見られることもあった。契約するから遊びに行こうよなどと私生活に繋げてくるお客様もいた。

お客様第一主義を掲げながら、会社の利益しか考えていないことにショックを受けた

生命保険の営業ということである程度は体力的にも精神的にも厳しいことは理解していたが、実際にこの仕事に就いてみて、あまりにもやり方が汚かったり、上司や先輩には人間性を疑うくらい自分のノルマことしか考えていない人がいたりと衝撃は大きかった。

保険は必要だと思うから売りたいし、出来るだけお客様に合ったものを提供したいのに、必要のないものまでどんどん売らされるのは正直びっくりした。

お客様第一主義を掲げながら、会社の利益しか考えていないのがショックだった。また、思った以上に外見に厳しく、髪色、爪の色、形、スーツの色、靴の色、鞄の色まで指定があり、社会人なのに何一つ自由にできなかったり、少し学校のような雰囲気に感じられた。

 

生命保険業界ではある程度汚さも必要。それでも人と話したり、信頼関係を築くのが好きな人には向いている職業

生命保険業界で働きたいと思っている以上、ある程度の汚さや仕事の泥臭さを理解しておく必要がある。全ての業務がそうだとは限らないが、特に営業職に関してはその色は強い。また、精神的、体力的にもかなりきつい。

一日中外を歩き回ってたくさんのお客様にお会いしても何も成果が出ない方がほとんどなので根気強さが必要な仕事だと思う。時には自分がやりたくないこと、倫理に反していることを強いられ、フラストレーションが溜まることも。

それでも人と話したり、信頼関係を築くのが好きな人には向いている職業だと思う。何回も何回も足を運んで、最初は冷たかった人が心を開いてくれて、最後契約してくれた時の感動はかなり大きいものだと思う。