建設現場で設備工事作業員の年収、仕事内容、福利厚生、残業は?勤続年数40年の設備工事作業員に体験談を聞いてみた

ペンネーム:peluve8246
年齢:61歳
学歴:4年生大学卒
性別:男性
勤続年数:約40年
年収:550万程です。

職業は建設現場で設備工事。勤務時間は朝7時から17時まで。

建設現場で設備工事をしています。
最近は大分減りましたが、以前は休日も余り無く、おまけに夜間作業まで在りました。

今でもたまたま土曜日曜でないとできない作業が在ります。
勤務時間は朝7時から17時までが平均で、現場が最終に近づけば20時、21時はざらに在ります。
今年から建設業界も福利厚生などとてもうるさくなっていて加入していない人は現場に入れないようになっています。

色々な出費が多くなって大分減収してきています。
仕事をしている時は、この現場をどうやって収めようか、人の手配をどうするか、赤字を出さない為にどうすればいいかなど、やはりまず第一にお金の事、次にこの現場の代人とうまくいくのか、人間関係も心配事の一つです。

工期が近い仕事は大変。精神的にしんどくなる。全然先が見えない時は辛い。

設備工事と言っても大手ゼネコンに入って仕事をしていると、工期と言う物が付きまとて来ます。
例えばこの日に絶対終わらせなければならない工事については、朝からとても緊張します。

何が何でも終わるまで、それこそ次の朝までやって終わらせるとか、現場に入って図面を見て、現地を見て判断しますが、勿論直ぐ終わる事もありますが、中々簡単では在りません。
我慢出来ない時、仲間と何人かで行く事が多いのですが、急がないと終わらない仕事で、中に仕事の遅い人がいるととてもイラつきます。

何でアンタの為にこっちが苦労しなければならないのか、精神的にとてもしんどくなります。
何でこんな現場に来てしまったのか、午前中などまだ全然先が見えない時は辛いです。

実際にやってみると奥が深い業種で有る事を知り、逆にやりがいを覚え熱中している。

業界に入る前はたまにアルバイトで現場作業をしていたのですが、配管屋さんを見ているといつも遅くまで仕事をしていたような気がしました。
その時はよっぽど仕事が好きなんだろう位に思っていました。

ただ完全に技術職で在る事は見て分かりました。
縁があってこの仕事に就いたのですが、最初はとても楽でしたが段々仕事を覚えると、いかに奥が深い業種で有る事を知り、逆にやりがいを覚え熱中して作業している自分がいて、やってもやっても終わらない仕事でした。

スーツを着て電車通勤で職場で通い、オフィスで仕事。というのは憧れる。

長年この建設業をしていると、中々他の仕事と言っても思いつかない事が在りますが、最近私は仕事と言うよりも図面を見たり作業の指示をしたりする事が多いので、もし転職出来るので在れば、体を使わず椅子に座ってパソコンを朝から晩までいじっていたいでね。
色々在りますが、パソコンでキャド(図面)を書いたり、データを入れたり出来ればいいと思います。
この歳で現場作業は辛くなって来ているし、作業員は朝が早いし、作業着に着替えるのも面倒だし、汚れるし、スーツでも着て電車に乗り職場まで、オフィスと言う所、憧れは在ります。
職人と言うよりは聞こえが良いのは事実だと思います。もう一つは音楽業界でアーティストに成りたかった。夢の又夢ですが。

スケジュール通りに工事が進んでいる時が最も理想。

一つの建物を親会社に任されて、現場の工程に乗りながら、遅れも無く順調に工事が進んでいる時が一番理想な状態です。

先を読みながら先行配管が出来る様に段取りをして、それに向かって作業員が上手く動いてくれた時などはとてもこれぞ理想の工事だ、と思います。
理想の仕事をしている時は、自分でも分かりませんが体も動いているし、頭の中も先が読め、周りの状況も良く見えているので、この様な時こそ上手く行く時なのだと意識して作業する様にしています。

もちろん環境も問題で何となく好きな建物、嫌いな建物が在ると思いますが、人間関係の環境もとても大事で、この関係が上手く行けば行く程理想の工事も出来ます。
一つ悩む事が減った分だけ理想の仕事も出来ると思います。