東証一部上場企業のグループ会社で人事業務員の年収、仕事内容、福利厚生、残業は?勤続年数1ヶ月の現役女性人事業務員に体験談を聞いてみた

ニックネーム:simi
年齢:39歳
学歴:大卒
勤続年数:1ヶ月→以前勤めていた会社に復帰したため。以前は8年間在籍。
年収:440万

東証一部上場企業のグループ会社で人事業務。業務は人材育成、教育研修の受託。完全週休2日制で、実働7時間程度。福利厚生施設もある。

東証一部上場企業の子会社でグループ会社の人事業務のアウトソーシングをしています。
主に人材育成、教育研修の受託を担当しており、研修の準備や講師手配、研修当日の立ち合い(出張含む)まで一気通貫で担当しています。

完全週休2日制で、実働7時間程度。残業は月5時間から多い時で30時間程度。母体がしっかりしているので、退職金制度やその他加入している福利厚生施設もあり、その辺りは他の企業に比べて充実していると思います。
ただ、子会社ということもあり、全体的にのんびりしていて、仕事している時は業務内容のボリュームが少なく物足りず、常にもやもやした感情がついています。

時々は仕事中に暇を持て余すことがあり、そんな時は逆にイライラしてしまいます。

お客様から評価していただけ、モチベーションが上がった。

社内では積極的に他部署の人と交流したりはしないので、あまり高い評価という話はあまり聞かない。
ただ、顧客の人事担当から高い評価をいただくことが多く、今回現職に復帰したのも顧客から戻ってきてほしいという声があったから。

自分の仕事ぶりをお金をはらうお客様から評価していただけることは、社内の人たちからの評価以上に価値があるものだと私は思っているので、顧客からの評価はとてもうれしかった。自分のモチベーションにも繋がった。

仕事がなく時間を持て余す時が辛い。以前までの忙しい自分に戻りたい。

仕事があまりなく時間を持て余している時が一番辛いです。
私は何のために現職に復帰したのかと思う。

もともと仕事のスピードが速い方なので、丁寧にこなせばいいのですが、自分は多い仕事を考えながらテキパキとこなすことが好きなので、仕事がない時間があることが我慢できません。

これであれば、以前までの忙しい自分に戻りたいなと、過去のことばかりを考えてしまいます。仕事中のイライラが募るばかりです。
自分で仕事を探していけばいいのでしょうが、今の体制のやり方もありますし、復帰したばかりの自分が急に他のことに手を出すことも憚られます。

これであれば私は必要ないんじゃないかとネガティブな感情ばかりが浮かんできて、それがイライラに変わる悪循環に陥ります。

仕事量が少なく自分がいなくても回る職場に自己重要感を感じない。

現在の会社は、以前勤めていた会社で、当時の上司から戻ってこないかと誘われたこの度復帰しました。
以前退職した理由が払しょくされており、業務量も非常に増えているとのことだったので、戻る気持ちにもなりました。

でも実際戻ってみると仕事量が少なく、私がいなくても十分にまわっていけます。
仕事量がここまで少ないとは思ってもみませんでした。

高年収の前職を辞めてきたことに今はとても後悔しています。すごくイライラした感情がついてきます。
もともと親会社があっての仕事なので、仕事量も親会社の以降によっても変わっていくものだと思いますが、それでも私一人の人件費をかけてまでの仕事量は今後も増えると思えません。
これからもこんな時間が過ぎていくと思うと、イライラを通り越して不安な感情もやってきて、最近会社に行くことが苦痛になっています。

研修後のアンケート回収や請求書発行に至るまで、やりがいはある。

子会社は親会社の判断でいかようにもされます。
また、出向社員が多いので仕事に対するモチベーションが低い人が多く、仕事をこなす量が少なくても満足しています。

仕事を多くこなしたい人であれば、別の会社を選んだほうが良いと思います。
研修の仕事は当日までの手配から研修後のアンケート回収や請求書発行に至るまで、やることは多岐に渡り、座りっぱなしの仕事でなく、出張も多いので、人と接する機会も多く、やりがいはあると思います。

いずれは講師の道へという可能性もあるので、キャリアの道も開けます。
事務作業だけの仕事が向いていない人や営業経験がある人にとっては楽しい仕事です。
ただ私のように子会社だとただの下請けになる可能性も高いので、会社きちんと見たほうが良いと思います。