通販カタログのバイヤーの年収、仕事内容、福利厚生、残業は?勤続年数11年の現役女性バイヤーに体験談を聞いてみた

ペンネーム:みよこ
年齢:32歳
学歴:専門学校卒
性別:女性
勤続年数:11年
年収:350万円

通販カタログのバイヤーとカタログデザイン業務。勤務時間は9時から17時半までで残業なし。

通販カタログのバイヤーとカタログデザイン。以前勤めていた会社を辞める時に、取引先であった現在の会社から誘いを受けて入社。

職業は女性向けのアパレルや肌着、雑貨、化粧品などを通信販売している会社で、通販のカタログに掲載する商品の選定を行うバイヤー業とカタログ作りを行うグラフィックデザイナー業をしています。
こういった仕事には珍しく、勤務時間は9時から17時半までで残業は一切ありません。

なぜかと言うと、他社から頼まれた仕事をする代理店業のような形ではなく、自社のカタログを作っているからです。
スケジュールなども自分で管理できますし、非常にゆったりと仕事ができています。

仕事をしている時は非常に楽しく、ほとんどの業務を一人で任せてもらえているので、やりがいもあります。
勤続10年を越えましたが、まだ勉強することも多く、自分はできるという変な自信を持たないようにしています。

良い商品と巡り会えた時が楽しい。カタログがお客様の手元に届いて注文が入りだした時は嬉しい。

仕事をしていて楽しい時は、良い商品と巡り会えた時です。
商品選びは何度行なっても満足いくことはありません。

ですが、前回よりも少しでも良いものを集めたいと思って行なっていると、こんなものがあるのか!と思えるような商品に出会うこともあり、その時はとても楽しくテンションが上ります。
嬉しい瞬間は、カタログがお客様の手元に届いて注文が入りだした時です。
一週間もすれば、売れたものと売れなかったものがハッキリと分かりますので、失敗だなと思うこともありますが、レスポンスが返ってくることが本当に嬉しいです。
時には厳しい意見をお客様から頂くこともありますが、それも叱咤激励だと受け止め、次は更にという気持ちで頑張れます。

製本されたカタログを見ると1つの作品のように感じて嬉しい。

仕事をしていて達成感を覚える時は、カタログが全て出来上がって印刷会社さんへ入稿した時と、そのカタログを何度もチェックし、実物の刷り上がったものが届いた時です。
美しく製本されたカタログを見ると、しょせん広告ではありますが、一つの作品のように感じて嬉しくなります。

また、やりがいを感じる時は、そのカタログがどんどん増えていくのを見る時です。
表紙や中身が違うカタログが何冊も棚に入っているのを見ると、これだけやってきたんだなという気持ちになります。

同じ業界には、長年続けていても利益を上げることが厳しくなって撤退する会社もたくさんあります。
そんな中、なんとか細々とではありますが、続けてこれたことはやりがいにつながっています。

何年も続けて来るうちに仕事の楽しさを感じられるようになった。

もしもう一度就職するとしたら、もしかすると会社は違うところかも知れませんが、職業は同じものに就きたいです。

当初は、自分に向いているかどうかも分かりませんでしたが、何年も続けて来るうちに仕事の楽しさを感じられるようになりましたし、どの仕事よりも自分に向いているのではないかと思えるほど楽しく仕事ができているからです。

また、他の仕事をしている自分の姿を想像することができません。
なかなか、バイヤー業とデザイナー業を掛け持ちでやっている人には出会えないので、もしかしてかなり特殊なのかもとも思っていますが、もし可能なら、また同じ仕事をしてみたいと思います。

要望があるとすれば、景気の良い時代に同じ仕事をしてみたかったなと思うくらいでしょうか。

ブルーワーカーは大変だなという印象。自分には続けられる自信がない。

ブルーワーカーの方は体が資本だと思いますので、本当に大変だなという印象です。
どんな仕事でも体力や健康管理が必要になってきますが、デスクワークなどであれば少々熱があってもできたりすると思います。

ですが、体を動かす仕事だとそうもいかないと思いますし、無理をすれば健康を損なうことも多々あると思います。
私は激しい肉体労働などはあまりしたことはありませんが、物を運んだりするだけでも腰を痛めたり筋肉痛になったりしますので、本当に大変な仕事だと思います。

毎日続けていると体系も変わったりしますし、あまり健康ではない自分には続けられる自信がありません。
特に女性だと日によって体調が様々な人も多いので、女性で肉体労働をしている方は尊敬してしまいます。

カタログを一から作るのは本当に楽しい。自分で考えて行動したい人にはオススメ。

小売業界は消費者の買い控えなどが数年続いており、難しい面もありますが、カタログを一から作るのは本当に楽しいです。
バイヤーやデザイナーと一口に言っても、色々な仕事があると思いますが、自分で考えて行動したい人にはおすすめな仕事です。