自動車工場の製造組み立て作業員の年収、仕事時間、福利厚生、残業は?勤続年数2年の現役作業員に体験談を聞いてみた

ペンネーム:じゅんちゃん
年齢:21歳
学歴:高卒
性別:男
勤続年数:2年程
年収:約300万円

5勤2休、2交代制度で平日仕事、土日休み。1時間の残業が基本。社会保険、交通費の支給、社員食堂の完備。

私は、自動車工場での、製造組み立て業に携わっております。
基本的には5勤2休、2交代制度で平日仕事、土日休みとなっていて、
毎月決められている生産状況により、土曜日に休日出勤があることもあります。

但し、夜勤の週に休日出勤があることはありませんが、大型連休との兼ね合いで前夜勤になることがあります。
(月曜日の夜から一週間の勤務が始まり土曜日の朝に終わるのが通常の夜勤ですが、前夜勤は、日曜日の夜から一週間の勤務が始まり金曜日の朝で終わる勤務体制のことです。)

残業時間につきましては、これも毎月の生産スケジュールによるのですが、繁忙期ですと日勤で2時間、夜勤では1時間の残業をすることがあります。
繁忙期以外ですと基本的には日勤は1時間の残業、夜勤は定時間で終わることが大半です。
(公共交通機関との兼ね合いで夜勤時に残業を行うところもあります。)

福利厚生に関しましては、社会保険、交通費の支給、社員食堂の完備、期間社員や派遣社員は寮費無料等があります。

夜勤から日勤への切り替えが大変。睡眠時間も管理する必要がある。

現在勤めている仕事をしていて一番大変だな、と感じるのは夜勤から日勤への切り替えのタイミングです。
日勤から夜勤への切り替えは楽で休みが半日増えたような感覚になります。
金曜日の夕方に終わって月曜日の夕方から勤務が開始しますので割と夜の時間を有意義に使うことができます。

逆に夜勤から日勤への切り替えは、土曜日の朝に終わって月曜日の朝から仕事を始めるわけですから、休みの日が単純に一日にしか感じれられません。
夜勤へ行く感覚で朝に寝てしまうと丸一日潰れてしまします。
月曜日仕事へ行く時に睡眠不足になってしまいますので、そこを気をつけながら睡眠時間も管理しなければなりません。

もっと言ってしまえば土曜日をまるっと管理しなければならない、というのも大変だと感じます。

実際に働いてみると会話をする余裕もなく驚いた。完全な個人プレーだった。

この職業へ着く前は、おしゃべりをしながら、困ったら助け合い働くと思っていました。
ですが、実際に働いてみてそれは当たり前じゃないということに衝撃を受けました。

やはりライン業務なので決まった範囲内で決まった仕事量を決まった時間でこなしていかなければなりません。
全くもって会話をする余裕、相手が困っているから助ける、というのはあり得ない環境でした。

社会人になる前に接客業のアルバイトをしていましたが、〜やっておいて、等の頼みごとやそれを察知して手助けをしていく、というのが当たり前の感覚になっていました。
ですが、チームプレイではなく、完全な個人プレーだとわかった時、とても驚いたとともに、これを続けることはできるのかな?と思いました。

転職するとしたら製造ではなく販売をしたい。今の仕事は語彙力やコミュニケーション能力が低下していく。

転職できるとしたら製造ではなく販売をしてみたいと思います。
やはり好きなものを自分の声で買っていただく、というのはとても気持ちのいいものだと思うからですね。
それに現職は人とまともにコミュニケーションをとることがない職種ですので、本当に自分との戦いになってきます。

どんどん語彙力やコミュニケーション能力が低下していく感覚に陥ります。
昼夜逆転を一週間ごとに繰り返していたらいつになるかわからないですが、身体に支障をきたすだけでなく、精神的にも支障をきたしそうというのが理由ですね。

いつか結婚をして、子供が生まれてと考えると今の仕事にずっと就いているのは得策ではないのかな?と思います。
なによりコミュニケーションを人と取るのが私自身が好きだから販売業に就きたいと思いました。

楽しくできる仕事が一番の理想。今の自分の仕事が好きかどうか、といったらそうでもない。

やはり人とのコミュニケーションが沢山あり、楽しくできる仕事が一番の理想だと私は思いますね。
第一に何事も楽しくできていなきゃダメだな、と思います。

でなければ仕事にいく気が無くなってしまいますからね。
そして好きなことに関連しているからといってその仕事が好きか、と言ったらそれは別の話になってきますね。
全く興味はないけれどこの仕事はやっていて楽しい!というのも理想ですね。

正直、今の自分の仕事が好きかどうか、といったらそうでもないです。
ただ、自分の理想とする仕事に巡り会えた時、とても没頭し毎日仕事に行きたくなるぐらいの嬉しい気持ちでいると思います。
やはり何度も申し上げますが、自分の好きなことをしている時が一番幸せですから。