大学附属病院の循環器内科病棟の看護助手の年収、仕事内容、福利厚生、残業は?勤続年数6年の現役女性看護助手に体験談を聞いてみた

ペンネーム:まっちゃん
年齢:36歳
学歴:高校卒業
性別:女性
勤続年数:6年
年収:300万円

大学附属病院の循環器内科病棟の看護助手。シフト制で固定休日なし、勤務時間は8時間。住宅手当、通勤手当、退職金あり。

大学附属病院の循環器内科病棟の看護助手、勤務はシフト制で、固定休日はなし、勤務時間は休憩1時間を含めた8時間。残業はその日の検査件数や手術件数によります。
3交代制で早番、日勤、遅番とあり、それぞれの時間帯で行う業務は分担されている。交代時間内には必ず引き継ぎを終えられるためほぼ残業はありませんでした。

大学病院なので、研修も1日がかりと接遇・業務内容の改善などは頻繁に行われていて、毎日勉強の日々でした。ボーナスも安定していて、給料も他病院の看護助手に比べれば
いい方だったと思います。休日もキチンと相談すれば希望休をもらえます。住宅手当、通勤手当、退職金もキチンと支払われています。昇給も1年ごとに3000円ありました。

まったくかかわったことのない環境で、急性期病棟なので生死の循環も早いです。1日に検査・手術・部屋移動・診断書発行と業務内容もスピードが重視だったため
慣れるまでかなり怒られました。でも、厳しいけれど正しいことをキチンと教えてくれる先輩がいたのでその人についていけばどの職場でも頑張っていけると

周りのスタッフから声をかけられており、泣きながら頑張りました。
普段生活しているだけでは出会えない現場や職種の方とも交流でき、かなりコミュニケーション能力を鍛えられていたのも楽しかったです。

仕事を任せてもらい人間的に成長できた。仕事もプライベートも充実し半年で10キロも痩せた。

最初はなんでそんな特殊で危険な場所に!と言われていました。
しかし徐々に慣れていくにつれて緊急性の高い事態に冷静沈着に対応できる方法をみにつけていくと色々な方から信頼を沢山得られることになり、グループで遊びに行く時などは大体行動の中心になることが多かったです。

任せてもらえるのは嬉しいので私も頑張りすぎず、手を抜きすぎず仕事もプライベートも充実していったと思います。
1日ずっと歩きっぱなしなので、運動量もかなり増えて半年で10キロ近く痩せました。
生命を直に感じる現場なので精神力もかなり鍛えられたと思います。

患者さんからの罵倒や暴力、セクハラ、または突然に無くなってしまうなど鬱っぽくなってしまうときもあった。

目の前で今まで元気だった方が突然亡くなってしまうこと。
日常生活動作をしていても、発作で意識不明や急変症状があり、責任が重大だということ。

注意することが山ほどあります。いわれのない罵倒や暴力もありますので、それを隔離されたカーテン内などでされてしまうとかなりショックです。
セクハラも常態化しており、職員同士もありますが、患者さんとの同行時間など体を不必要に触られそうになったりと、様々です。

なんでそんなことをするのだろうと考えだしてしまうと、現場の環境的に全て自分のせいにしがちのため、鬱っぽくなってしまう時もありました。
仲良くしていた患者さんが状態が悪くなりどんどん衰弱していく様子や、見寄りがいないからと遺言めいたことを言われるのもなかなかしんどかったです。

想像していた以上に精神力と体力を使う職場でした。怒られるのも当然で覚えることに必死でした。

友人の勧めで入ったのですが、理想としてはもっと穏かでゆとりのある病棟勤務になると思っていたので、こんなに激しい運動と精神力を使う場所になるとは思っていませんでした。
最初のころは何が何だかわからないので、怒られるのも当然で覚えることに必死でした。
教えてくれる先輩やスタッフ、患者さん達に怒りの感情などはほぼなかったのですが仕事の全体像が見えてくると余裕が出てくるので。

人間観察も落ち着いてできるようになり、観察眼も鋭くなっていきます。
ので、20代前半にして人生の修羅場を何度も乗り越えてきた大人のような意見や発想になって見た目以上に老けてしまいました。

病棟の仕事は見た目以上に気を遣う場面が多く、人間関係も複雑です。
ミイラ取りがミイラになるではないですが、スタッフに心が病み気味の人が多いのは驚きました。

看護助手になるには感情的にならず何事にも慌てず対処、対応していくことが大事。

人生経験を積みたい、コミュニケーション能力な冷静沈着な人間になりたいという方は是非どうぞ!
日常生活ではなかなか遭遇しにくい現象や現場に立ち会うことも多く、健康や病気への意識も高まります。

人間力を上げるという意思をブレずに持ち、毅然として仕事を行ってほしいです。
尽くしたい感情が強すぎると尽くした分だけ報われることのほうが少ないのであまり、感情的にのめり込まないようにある程度ドライに何事にも慌てず対処、対応していくことが大事です。

弱っている人達の心の支えになるわけですから自身がしっかり精神的に立っていられる人でないと潰れてしまいます。
ですが、患者さんやスタッフから心からのありがとうを頂けた時、頑張ってきてよかったなあ~と実感すると思います。

お金では決して変えない、心からの評価をいただけるよう頑張って下さい。