建設業のの年収、仕事内容、福利厚生、残業は?勤続年数6年の男性に体験談を聞いてみた

ペンネーム:ひたつ
年齢:31歳
学歴:専門学校卒業
性別:男
勤続年数:6年
年収:450万

建設業。解体がメイン。休日は休み。勤務時間は基本は8時~17時。福利厚生なし。

建設業の中でも解体業をやっています。
休日は基本は日曜日のみ。日曜日も現場によっては休みがない時もありますし、2か月休みがない。なんて事もたまにあるかな。

勤務時間は基本は8時~17時。でも現場によりけりだから近隣住民対策で…なんて理由で9時からしか出来ない現場もあるし、昼からなんて現場もあるかな。逆に朝5時からとかもある。

残業は基本はない。でもやっぱり現場次第。工期が全くない。なんて現場は23時まで残業になる現場もあるし…逆に仕事が早く終われば昼前には帰宅。なんて事もある。どっちかと言ったら早く終わることの方が多いかな。

福利厚生なんて言葉は家の職場にはない。有休なんてもちろんない。でも保険とかはしっかりしてるからそこは安心出来る所だと思う。

仕事の内容的に不安はつきもの。

仕事柄、ガラが悪いとか、怪我しやすいとか、先が長くない。なんて言われる事が本当に多かったし、パソコンの専門学校卒業してるのにどうしてそんな仕事をするのか。

なんて周りには良く言われましたね。

自分でも正直、解体業なんて長くやろうと思ってなかったし、適当にやって次の仕事を探して…なんて思いながら初出勤をしてたのを覚えてる。

パソコンを知ってるだけあって、肉体労働なんてナンセンスなんて思ってた時期も確かにあったかな。

だから周りの言ってることは正しいし、否定なんて全くしなかった。

肉体労働で身体的につらい。人間関係もあまりよくない。それでもやりがいがある仕事。

肉体労働だけあって肉体面で辛いのは事実かな。

病院に行けば30代とは思えない位に腰が悪いとか言われるし、昔から悪かった膝もどんどん悪くなってる。この仕事をしてる限りは良くなる事なんてない。

我慢出来ないくらいに体が痛い時だってあるし、全く自慢にならない話だけど…実際にこの仕事を始めてから3回も骨折してる。

肉体だけじゃなくて血の気が多い人が集まるし、学歴も全くないような人間が集まる職業だから人間関係も良いとは言えない。

精神面でも工期が…とか金額が…なんて事は結構ありますね。

でも、辞めようと思った事は一度もないし仕事を怪我で休んだことも一度もない。
それだけ楽しい仕事だし、怪我しても仕事はいくらでもある仕事だから。

イメージは辛い仕事だが、そのイメージを変えるために取り組んでいる。

僕の場合はですけど、良い意味で乖離してたと思います。
最初の周りの人の意見もそうですけど底辺の人間がやる仕事だ位に思われて居たので実際に仕事を始めてからは全ての事が良い意味に捉える事が出来ました。

ただ肉体労働して、騒音撒き散らして、服も泥だらけにして汚い仕事。なんてイメージや理想?でしたけど、現実はそんなイメージの中でも努力してる仕事だと思います。

どうやったら誰も怪我をせずに楽をしながら。周りの住人にも迷惑をかけないように、綺麗な服装で毎日帰宅出来るのか。
肉体労働の裏には必死に皆で頭を使って現場を終わらせようとする強い意志があったように思います。

肉体労働と言われる仕事でも段取り9割、仕事は1割なんて言葉をよく言ったりするのですが、仕事よりも段取りを大事にして毎日仕事をしています。

肉体労働だが頭をよく使う仕事。そこにやりがいがある。

肉体労働なんて辛くて…と考えるのはちょっと待って欲しい。
肉体労働をするには肉体を動かす前に頭を動かす事が絶対に必要な仕事で、苦労だけするのは仕事じゃない。

と言うのがすごくわかる仕事だと思います。

凄く当たり前の事なんだけど、同じ建物なんてない。
だから毎日の仕事も違うし、現場によってやることも、何か問題が起きてからの対処法も全部違う。

基本はあってもマニュアルなんて全くない仕事で毎回毎回考えて、従業員が毎日怪我がなく帰れるように、楽をして稼げるように。

自分自身でしっかり考えていかないといけない仕事。

自分で必死に考えてからの決断で人が付いてきてくれるのは何よりも楽しいし、自分の考えてること、発想がスキルになる。
他人には出来ない技術も身に着く。

周りの印象は悪くてもプライドを持っていい仕事だと思います。