保険業界の年収、仕事内容、福利厚生、残業は?勤続年数18年の内勤勤務者に体験談を聞いてみた

ニックネーム:momo
年齢:40歳
学歴:短大卒
性別:女性
勤務歴:18年
年収:400万円

保険業界の内勤業務。土日休み。勤務時間は9時から18時。福利厚生は充実している。

保険会社で内勤業務をしています。保険金部に所属していて、事務ですが一般事務ではなく、お客さんから請求いただいた給付金について診断書を見ながらお支払いができるかどうかの査定をすることが主な仕事です。

部署内で異動もあり、以前は同じ保険金部で、診断書の不備などを病院に照会したり、支払えないものをお客さんにお知らせする文章を作成したりするところにいました。

現在は、診断書をもとに査定をするための書類を作成したり、給付金を計算したり、実際の査定をしています。

土日休みで、朝9時から夜18時までが勤務時間です。残業はほぼ毎日あります。福利厚生は充実していて、昇給、有休、産休などがあり、その他に有休とは別に、有休と同じ扱いになる休みが数日あります。

大手会社なので周りの評価も高い。前向きに仕事に取り組むことができている。

保険会社は、とても安定した企業ですし、大手なので家族も喜んでくれました。友人もほめてくれましたが、私も希望していた職種なので、喜んでもらえて嬉しかったですし、長く働ける充実した会社員としての生活に期待していました。

周りの人が安心してくれて、さらに期待する気持ちになってくれたので、ますますやる気が出て、未知の世界ではありますが、私も同時に自分に期待するようになりました。

新しい仕事への不安もありましたが、みんなのおかげで前向きになれました。

覚えることは山ほどあり日々の勉強が必要。仕事量が増えても給料は変わらない。

医療の知識が常にないとできない仕事であることを、入社してから知りました。会社でも医学勉強会や研修など、たくさんありますが、医療報酬などは、変わっていくことがありますから、それに伴って保険会社の査定の仕方も変わってくるので、仕事を覚えても覚えても、学ぶことがあるのが刺激になる反面大変です。

自分の仕事以外に、細かい事をたくさん頼まれる一方、給料は大きくは変わらず、仕事内容と給料が比例しないのも、正直不満なところです。

病院に診断書の内容の確認などをしなくてはならず、思い通りに査定が進行せず、同時にいろいろな仕事をこなさなくてはならないものしんどいです。

全体的に、一日では終わらない仕事の量でもあります。やりがいはありますが、体調管理もより注意しなくてはなりません。

仕事時間が足りず業務に追われることがある。クレーム対応に心が折れることも。

保険の仕事は、もっと淡々としたこつこつとこなす業務だと思っていましたが、実際就いてみると、時間や日にちに追われ、常に余裕がないです。

お客さんから請求が多いのはありがたいですが、一日では片付かないことも多くあります。

仕事の内容も、手術のやり方や内容など、医療の知識がこれほど必要だとは思いませんでした。給付金を何度も請求いただいていた方が亡くなることも多くあり、予想以上に医療のことが身近にある仕事だと知りました。

最初のうちは、精神的にもそのようなことがショックでした。給付金が支払いの対象にならないと、当然ですが苦情の電話をかけてくるお客様もいます。その対応も一日中行っていると、心が疲れて落ち込んだりもしました。

安定した職業だが忍耐力が求められる。知識が身につくので女性にもおすすめの仕事。

保険業界は、確かに安定した仕事だと私も実感しています。目指してくる方は、長く働けて給料もたくさんもらえるという思いでいる方もいると思います。

実際の保険会社の仕事は、常に勉強が必要で、自分の仕事を覚えても覚えることに終わりがありません。

しかし、とてもやりがいがあり、人の役に立っていると実感がもてる仕事です。安定感がある半面、忍耐力も必要ですが、幅広く知識が身に付きますから、女性も男性も社会で思う存分働きたい方にはおすすめです。

医療業界に興味がある方にも保険会社はおすすめです。医療機関とは違った方面から医療業界とも携われる仕事だからです。実際に働くと、想像より違うことも多くありますがそれはどの業界でも同じですから、保険業界を目指している方には一緒に勉強しながら働きにきて欲しいと思います。