求人広告の営業の年収、仕事内容、福利厚生、残業は?勤続年数5年の女性事務員に体験談を聞いてみた

ニックネーム:ともころころ
年齢:38歳
学歴:大卒
性別:女
勤務年数:5年
年収:350万円

求人広告の営業。土日祝休みで夏期、年末年始休暇は1週間以上あり。残業は当たり前で毎日21か22時まで。

求人広告の営業/アルバイト情報誌に載せるための求人を中小企業や飲食店などから探してくる仕事。

原稿作成や入金が滞ったときの対応もあり。土日祝休みで夏期、年末年始休暇は1週間以上あり、休みは充実している。有給はとれるが、ノルマを達成してないのに有給とるなんて…という気持ちがあり私はとれなかった。

残業は当たり前で毎日21か22時まで。締め切りに間に合いそうになければ、家に持ち帰ってしていた。とても忙しかったが、お客様に必要とされていること、ありがとうと言ってもらえることが嬉しくやり甲斐を感じながら働いていた。しかし、仕事がとれないときは夜中に冷や汗をかきながら起きたり、眠れなくなったり。

自分に営業職はあっていないと思いながら働いていた。

平日に時間が全く取れず友達と予定を合わせることができなかった。

平日全く友達と遊べなくなり、金曜も会社の人と飲み会などがあり全て潰れる。土日も疲れて寝ているか、お客様から電話かかってくることもあったので、プライベートでの友達が離れていった。

いつも忙しそう、と言われるようになったが、本当に忙しかったため何も感じなかった。あの言葉は嫌味も含んでいたのかなと今になって思う。

交友関係はこのときに狭くなったが、本当に自分のことを考えてくれる人達は誰か、ということも分かったので、結果的に良かったと思う。

仕事が取れない時もあった。毎日起きるのがいやだった。

まったく仕事がとれない時は本当に辛かった。なにをどうしても、必要ない、といわれてしまった時は、外回りから会社に帰るのが本当に辛かった。

忙しそうにしている同僚の横で自分はすることもなく、パソコンに向かって時間が過ぎるのを待つだけ。キリをつけて家に帰っても、明日もまた何も仕事がとれなかったらどうしようという思いに囚われ、夜寝ていても何度も起きるし、お風呂に入っていてもリンスをしたかどうか忘れてしまうほど。

そんな時は誰からも必要とされてないと感じ、生きててごめんなさいと思っていた。毎日起きるのがいやだった。

ニュース番組でひどい事件があると、私はこの人よりは幸せだから頑張らなきゃ、などと思い自分を奮い立たせていた。

自分より年下の子の働き姿を見て感化されて営業職を希望。

自分より年下の子がイキイキと楽しそうにお客様とやりとりしていたり、手帳に予定がビッシリだったり。

社内で携帯で話をしながらオフィスを走り回っている姿を見てカッコいい、自分もああなりたいと思い、営業職を希望した。

しかし実際は、本当に忙しく、スケジュールは常に分刻みで、携帯はお客様からの連絡で鳴りっぱなし。携帯で話をしているが、誰と話をしているか分からない状態で話をしていることも多々あった。

営業だけでなく原稿作成もしなければならず、疲れ切って外回りから帰ってきてパソコンに向かっていると、頭が痛くなって頭痛薬が手放せなかった。とにかく全てがキャパオーバーで若い時じゃないとできない仕事だなと思っていた。

プライベートや余裕をもって仕事をしたい人には向かない業界。

プライベートも仕事も大切にしたい、余裕をもってじっくりと仕事をしたいと考える方には絶対に向かない業界です。

暇なくらいなら忙しいの方が好き、仕事をしていく中で成長したい、という向上心がある方なら楽しく仕事ができると思います。

締め切りがある仕事なので、それに向かってお客様を誘導する力やスケジュール管理能力、臨機応変な対応が求められます。

企業の社長クラスのかたがたと話をする仕事なので、生きていく上でも勉強になる話が多く考え方の幅が広がりますし、企業の裏側をみることもできるので、社会の仕組みが表面的ではあるものの分かるようにもなります。

将来独立を考えている方には人脈作りの為にもとてもいい仕事だと思います。