接客業の年収、仕事時間、福利厚生、残業は?勤続年数1年の女性に体験談を聞いてみた

ペンネーム:あかね
年齢:23歳
性別:女
学歴:専門学校卒
勤続年数:1年
年収:336万円

接客業。残業は毎日1時間ほど。シフトの変更が多々ある。

接客業で働いていました。休日は、サービス業にしてはきちんともらえており固定給でした。時々シフトの変更があり、休日が変わることがありましたがほとんど固定給でした。
勤務時間はバラバラで、早出の時もあればお昼ごろに出勤の時もありました。その、切り替えの時が大変でした。残業は毎日1時間程度でした。
休憩時間は1時間ほどありました。しかし、休憩時間も業務のことで下調べしておかないといけないことばかりで、有って無いような休憩でした。ほとんど休みなしで8時間働いていました。
業務も毎日忙しく、仕事に追われてばかりで家に帰って来ても疲れてすぐに寝てしまいします。ただ、働くだけの毎日で休日も疲れて遊ぶ気力もありませんでした。

勤めていた会社は歴史ある店で給料も良かったが体制に不満があった。

働かせていただいていた会社が、格式高く歴史があるお店だったので周囲からは羨ましがられていました。お給料も同年代と比べると、いただいていたのでそこも羨ましがられる部分でした。
しかし私は、会社の体制に不満がり、そんなにも羨ましがられるものではないと思っていました。また、お給料よりも働き方の方が大切だと思っており不満しかありませんでした。

社内に味方が一人もいなかった。業務体制が変わらず、どんな仕事も受け入れる暗黙の了解の風土があった

味方が一人もいなかったことです。会社全体の考えが、とりあえず何でも任せてみようというものだったので、先輩の誰もが仕事を回してきます。
そして、先輩のいうことは絶対だったので断ることができませんでした。

また、その風土が根付いていたので不満を言うことができず業務体制が変わる兆しがありません。
そして、いわゆるやりがい搾取というものが行われておりどんな仕事も受け入れることが暗黙の了解でした。

この会社にいてもただ、ひたすら黙々と会社で働くだけで終わってしまうと思いました。
また、気に入られたものはただおしゃべりして過ごしていうだけで評価が高いことも不満でした。
この会社は、社内政治を上手く乗り越えたものが楽しく仕事ができる会社だとも感じました。

OBから聞いていた話と、実際に勉めてみた現場ではぜんぜん違った。所詮は同じ接客業なのだと実感した。

格式高いお店であり、OBから聞いた話でも良い印象がありました。長く続いていた会社だったので他の接客業とは違うだろうと思っていました。
しかし、実際はチェーン店と変わらない働き方でした。
たくさんの仕事を、接客の合間に行い時間外労働が当然のように行われていました。そして、格式高いところで働いているありがたさを、無理やり感じさせ辛い労働条件で働かせ続けようとしています。
どんなに格式高くても所詮は同じ接客業なのだと実感しました。ですが、格式高いお店だけに誇りを持っている方が多くチェーン店よりも性質が悪いと思います。
下の者が不平不満を伝えられるだけの空気ができておらず、グッとこらえることが常識になっていました。

接客業はやりがいがあり、面白い仕事。一生物のスキルが身に付く。会社によってはブラックな企業もある。

接客業は今でも大好きです。接客業はとてもやりがいがあり、面白い仕事です。しかし、接客業の働き方は会社によって大きく変わります。
会社の内情までは、外から見えないので運次第としか言えないことがとても残念です。
ですが、素晴らしい先輩と上司に恵まれたとき、何年もこの仕事がしたいときっと思えるでしょう。

毎日が楽しく仕事に行く時もウキウキしてしまうと思います。業界としてはおすすめです。
接客業は、自分の雰囲気を良くすることが学べ、そのスキルはどんな場面でもプラスになります。一生物のスキルです。

しかし、会社選びに失敗してしまったときは、とても苦労すると思います。いわゆるブラック企業が多くありますので注意してください。